お す わ り


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最初は遠くてよくわからなかったんです。ん?あんなところにオブジェ?子供の遊具?と思ったら動いたのでびっくり。こんな、猫みたいなおすわりの仕方、馬もするんだね…初めて見ました。しばらくすると立ち上がってふつうに歩いたり草食べたりしてましたよ。小旅行の一コマでした。

 

 

今日聴いたうた。〝Johnny come lately 〟これで新入り、新参者って意味らしい。対訳がないんだけど、medals、G.l loan、Vietnamなんて単語が出てくるので帰還兵の歌でしょうね。SteveEarle、ライブ(録画)を見たんだけどすごく良かったです。


Steve Earle - Johnny Come Lately

 

Copperhead Road-ltd.delux

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そんぐ ふぉあ ゆう

 

今日10月26日は、ドラマ3年B組金八先生(第1シリーズ)の放送が始まった日(79年)なんだそうです。よくそんな昔のこと覚えて……ナイナイ、夕方のテレビでその話題をやってて「へーっ!」って思ったの。ちなみにそれはクイズでね、学園ドラマの先生といえば誰?ってアンケートからの問題だったのですよ。そりゃー、金八(武田鉄矢)北野広大(熱中時代の水谷豊)ドンカメ(ただいま放課後の本田博太郎)でしょう、って思ったら、街角の若い奥様たちの答えは、ヤンクミ〜(仲間由紀恵)オニヅカー(反町隆史)、他にもあったけどおばちゃんの範疇をこえていて、ギャップに目眩がしそうでした。

金八先生。私がよく見てたのは第2シーズンまで、でしたね。第2シリーズといえば「腐ったミカンの方程式」だけど

「人助けカンパ事件」というエピソードもありました。第2シリーズ第4話です。

ざっくりストーリー

体育の授業で誰もいなくなった3Bの教室。たまたま通りかかった金八先生は、カバンや机の中を物色している一年生男子を見つけます。生徒は野球部の子で、二年生の先輩からカンパを強要された、と泣いて告白します。金八先生が調べてみると、どうやら3Bの男子が関わっているらしい…。その後金八先生の奔走により真相が解明され、やらかした3B男子は父親にバレて鉄拳制裁、被害生徒と親に謝罪&返金、野球部内で起きたことなので、罰として球拾いをするという事で、万事解決。(鉄拳制裁→虐待、当事者で解決→隠蔽…って今の価値観で見るとつっこみどころはかなりある)「子供は脱線するものだから、その都度、親と教師が正しい道に戻してやれば良いよね」という、至極真っ当なメッセージが込められた回でした。(記憶違いがあったらごめんです)

この次の回に、加藤優が転校してきて、最終回近くには例の荒谷二中での放送室占拠事件が起きます。中島みゆきの世情って曲が流れたのがすごいインパクトだったある伝説回。当時は校内暴力が社会問題化していた時期でもありました。子供が親や教師の手に負えなくなって、ついに学校に警察が介入するということが、割と否定的なニュアンスで表現されていました。(今だったら、学校で起きたことでも悪いことは悪い、積極的に警察が介入するべきだ、という意見の方が多いですよね。どんどん凶悪化、陰湿化してるからね)

 

「人助けカンパ事件」は、まだ子供が親と教師の手に負えた頃の話、なんですね。腐ったミカンと対比して見ると面白いかも。卒業生…第1シーズンに出ていた子が出てきたり、鉄拳制裁のお父さんが結構良いこと言ってたり…息子がカツアゲまがいのことをやらかして、父親が激昂して息子に殴りかかろうとするのね。止めに入った金八っつあんに対して父親が「心配してくれるのはありがたいが、それは今こいつ(息子)が生徒だからだろう?俺は親だから、一生付き合わなきゃならないんだ、ハンパなことは許すわけにはいかないんだ」っていうのね。間違いではないと思う。殴るのは良くないけどね。

 

 

金八の第1シリーズ。終了後…だからたぶん80年だと思うのですが、海援隊の武道館コンサートの模様がラジオで中継されました。カセットに録って後で聴いて、この曲、良い歌だなあ、と思いました。二人の存在感が、いいね。

 


『そんぐ・ふぉあ・ゆう』:海援隊

 

 

 

 

そんなに悪くない世界

溜まりに溜まったHDD消化。三本が限界でした。グッタリ。 

 

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そこのみにて光輝く 通常版DVD

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この中では、邦画が一番良かったですよ。むちゃくちゃ暗かったけど。ある種の感情を捨てれば、変えられないこと重すぎる現実をやり過ごせるのか、そんな生き方あるのか、と思ったら、ちゃんと救いのある話でした。ホッとした。安心して眠れます。おやすみなさい。

 

 


JAMES TAYLOR,PAULSIMONS & ART GARFUNKEL _WHAT A WONDERFUL WORLD

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きょうは…

 

 

 

今日10月10日は、柳ジョージさんの命日です。2011年の今日、63歳でお亡くなりになっています。まだ63歳だったんですね…。

私が小学生のとき自分のお小遣いで初めて買ったLPレコードは、柳ジョージ&レイニーウッドの「rainy wood avenue」というアルバムでした(歳バレる…)

「遺言(my will)」という自分の好きな曲が入っているので買いました。ラジオで聴いて知ってたんですね。シングルカットされてたから。それ以来ソロになってからもずーっとジョーちゃんファンです。

www.uta-net.com

バンドの全盛期は私は小、中学生くらいでしたので、田舎に住んでいたし、レイニーウッド を生で見たことはありません。周りがたのきんトリオチェッカーズに夢中な時代にこういうのを聴いて「うーん、渋いわね…」と思っていました…変わってたな〜私。

 

このバンドのすごいところは、一つのバンドの中に、柳ジョージ、上綱克彦、石井清登という、三人の優れたソングライターがいたってとこだと思うんですよ。三人の作った曲が、偏ることなく、結果的にバンドの代表曲、人気曲になっているというね。

weeping in the rain、酔って候(作詞作曲柳ジョージ

フェンスの向こうのアメリカ、さらばミシシッピー(作曲石井清登)

青い瞳のステラ1962年夏、遺言、プリズナー(作曲上綱克彦)

 

大人になってからジョーちゃんのソロコンサートには行きました。レイニーウッド も見たかったなぁ。でも、柳ジョージ&レイニーウッド 解散後、ある若手のバンドのツアーサポートに上綱克彦さんが入るというので、上綱さん見たさに、全然知らないそのバンド(the  heartだったけか?)観に行ったことがありましたねぇ…。上綱さんめあてでthe heart見に行った人もいないだろうね…

 

 アトランティック移籍後の名盤。

ウーマン&アイ・・・ オールド・ファッション・ラヴ・ソングス

ウーマン&アイ・・・ オールド・ファッション・ラヴ・ソングス

 

この中に、「娘よ 」という曲があるんです。離婚したために離れて暮らしている娘に10年ぶりに再会した、というストーリー。作詞はトシスミカワ。よくコンサートでも歌ってたけど、特に情感がこもる曲でした。

https://youtu.be/DwCSJciA824

ソロになってからのアルバムにもlittle childという、子供のことを歌った歌があって。こちらは遠く離れて会えない我が子の幸せを願う、という内容で、こちらも同じ人の作詞です。トシスミカワはシンガーソングライター増田俊郎ペンネーム。ちなみに増田さんにお子さんはいないそうです。

当時、女性シンガー山根麻衣さんが、この曲を聴いて感動して、ジョーちゃんに懇願して、自分のアルバムでカバーしたそうです(ラジオで山根さん本人が言っていました。山根バージョンのlittle childも絶品です。元々の歌詞が男性の言葉遣いだったのを女性が歌っても違和感がないように換えてあるので、普遍性が増したというか。下の動画のは柳ジョージです)


LITTLE CHILD

VACANCY

VACANCY

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョージ・オーウェル「象を射つ」

 

 

(047)群 (百年文庫)

(047)群 (百年文庫)

 

 「市場で象が暴れています」と連絡を受けた警察官が護身用のライフルを手にすると…。群衆に取り囲まれた男の痛切な経験(オーウェル「象を射つ」)隣接した墓地に向かって傾いている三階建てのアパート。ユニークな住人たちの暮らしを描いた武田麟太郎の「日本三文オペラ」。南の島に君臨する行政官と助手は事あるごとに対立していた。屈辱を感じ続けた助手は大胆な行動を決意するが…(モームマッキントッシュ」)。民衆の力が全てを飲みこんでいく物語。

オーウェル(1903-1950)はイギリス植民地時代のインドに生まれ、一度イギリスに帰国、ハイスクールを卒業するとインド帝国警察に入ってビルマに赴任し、五年間を過ごします。これは、そのころの回想録の一部だそうです。

 

日頃自分の仕事を通して、帝国主義のひどいやり方に疑問を抱いていた若き日のオーウェル

しかし、ウサばらしとばかりに一警官である自分に小さな嫌がらせやからかいを仕掛けてくる「土民ども」にはほとほと困り果てていました。気持ちはわかるが勘弁してほしい。

上から言われた仕事を嫌々やっているだけなのに、人々から憎まれ、罵声をあびるのは本当に辛い…板挟みに心を擦りへらし、こんな仕事早く辞めてイギリスに帰りたい、と思う毎日を送っていました。

ある日、発情期の象が市場(バザール)で大暴れしている、という通報を受け、現場へ向かった「私」。象に踏みつけられた苦力(クーリー)の死体を目撃した彼は、念のために護身用のライフルを用意しますが、撃つ気はさらさらありません。殺生はしたくないし、射撃の腕前にも全く自信がない。せいぜい威嚇するだけのつもりです。

さて、逃げた象を探して時間が経つうちに、ふと後ろを振りむくと、千人、いや二千人を超える野次馬が、自分の後ろに集まっていることに気がつきました。暴れる象を、いまから警官がやっつけて(撃ち殺して)くれる(彼らは象の肉が目当て)…まるで芝居の開幕を今か今かと待ちわびるように、皆が期待と興奮の入り混じった視線を彼に向けてきます。そして象の方はというと、もうすっかり興奮は冷め、呑気に畑の横で草を食んでいて、どうみても射殺する必要はない。(飼い主が到着すれば、大人しくいうことをきくだろう)冷静な「私」はそう思うと同時に、しかし、いま自分が象を撃たなければ、群衆をがっかりさせ、自分はこれまで以上に嘲笑の的になるだろう、と考えます。

わたしは、ライフル銃を手にしてそこに立っていたその瞬間、はじめて、東洋における白人支配のうつろなむなしさというものを悟ったのだった。

ここに、銃を手にした白人のわたしが、武器ひとつ持たない土民の群衆の前に立っている。なるほど、見た目には、確かにこの事件の立て役者だ。しかし、本当を言えば、わたしは、背後に控えている、この黄色い顔の連中の意志によって、あちらこちらへ振り回されている、間の抜けたあやつり人形にすぎないのだ。

わたしは、このとき、白人が圧制者となるとき、彼が破壊するのは、自分自身の自由なのだ、ということに気がついた。というのは、彼が一生かかって「土民ども」を威服させることが白人支配の条件である以上、まさかの時には、いつでもその「土民ども」が自分に期待することを、してやらないわけにはいかないからである。

わたしは、いやでも象を撃たなければならない羽目になった。

そして彼は象を撃ちました。過剰なまでに、何度も何度も引き金を弾いて。

誰にも気づかれなかったけど、それは、人々の安全を守るという職業上の使命感からではなかったのです。

 

 

百年文庫、群。

武田麟太郎モームも面白かった。

 

武田麟太郎井原西鶴に心酔していたそう。そうなると西鶴も読んでみたくなってきます。クズのヒモ男、妄想の嫉妬からDVに至る心理描写が、女の私には新鮮と言うかなんというか…へーっそんなことで殴っちゃうのか、やっぱ暴力は弱さの裏返しなんだね。

 

モームの「マッキントッシュ」は、この人(モーム)、これ一体いくつで書いたんだろう?って思うくらい…人生経験を踏まないと書けない話だなと思った。でも30代なんだよね。

横暴だと思っていた上司の振る舞いには全て理由があった、上っ面しか見えなかった部下の、未必の故意が、取り返しのつかない結果を招く、という話。

 

 

 

 

たぬきのしっぽ?

雨が止んだら収穫しようと思っていたズッキーニ。40センチぐらいになってしまいました。先端を握ると棍棒みたい。エイっと振り下ろしてみたくなります。それにしても重い…計ってみたら1.2キロありました。半分はタネをスプーンでくりぬいてからし漬け、もう半分はベーコンと一緒にトマトソースで煮込んでみます。

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夫は三連休で、釣り(キャンプ)へ行ってて今日帰る予定です。

出かける前に根掘り葉堀り聞くのは悪いなと思うけど、一応「(もし崖から落ちたりクマにおそわれたりして)行方不明なった時、捜索してもらうのに困るから、ざっくりでいいからどの辺りに行くか場所を教えてほしい」とお願いしています。今回はいつもよりちょっと遠いところみたい。天気が良くないので、ゲリラ豪雨とか大丈夫かな?と心配で電話したいところですがやめておきます。遊ぶ時はなにもかも忘れたいだろうから。それに、その方がいい顔して帰ってくるんですよ。それは多分、私も同じなんだろうと思います。帰宅は7時くらいで、夕食はいらないと連絡がありました。

 

今日聴いたうた。

 


Country Road- James Taylor

 

 

スウィート・ベイビー・ジェイムス

スウィート・ベイビー・ジェイムス

 

声あんまり変わらないよね。

youtu.be

 

少し早めに帰ってきた夫はちょっとお疲れ。夜中に大雨だったみたい。釣りも思うようにはできなかったのかな?雨上がりのキレイな空と雲の写真を見せてもらいました。お土産のチーズはあっという間に食べました。美味しかったよありがとう。

 

 

おうい雲よ

さっきのニュースで西日本と東日本で厳しい暑さ、と見ました。暑気払いって…意味も時期も違うと思うけど、少しは暑さが紛れそうな写真にしてみました。もちろん今の写真ではなくて、三月に撮った写真です。どうですか?キモチだけでも涼しく…なるわけないか…

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おうい 雲よ  って…語りかける詩を書いたのは山村暮鳥…だっけ。今日の雲は早足で、とても話しかけるような雰囲気ではありませんでした。朝のうちは山裾まで低く垂れ込めていて、ここいら辺り一帯「雨に煙る森」になりました。ズブ濡れになりたくないので写真を取るのは諦めます。代わりに、いつかの夏の写真を。どこで撮ったかは忘れました。暮鳥が見たのはこんな雲?

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おうい雲よ、の詩は、子どもが小学生のとき、学芸会で朗読をやったのを見ました。

 

おうい雲よ

ゆうゆうと
馬鹿にのんきそうじゃないか
どこまでゆくんだ
ずつと磐城平の方までゆくんか(雲  山村暮鳥

 

 

興味が出たので詩集を読んでみると、のどかな風景の詩ばかり、と思いきやこんな詩も。

どこかに自分を

凝視(みつめ)ている目がある

たったひとつの

その星のような目

その星のような目(どこかに自分を  山村暮鳥

 

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今朝は雨の音で5時前に目が覚めてしまったので、録画した映画をみていました。ロシアの文豪の話を全編英語で?そこは敢えて突っ込みません。二組の男女それぞれ、ベッドの上の会話が微笑ましくて、ただそれだけで、見てよかったと思える映画でした。

ワレンチン(ジェームズ・マカヴォイ)の〝初めて〟シーンが良すぎて。素朴さって ある意味強みなのかと思いました。

無知も勘違いもなんて素敵なんだろう。