絡まる、クレマチス

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お題「起きて最初にすること」

水で口を濯いでうがいをする→コーヒーを淹れて飲む。

からの

庭パトロール

 

 

おはようございます。

今日はお天気があまり良くないみたい。寒い。

 

休日のたびにせっせと庭の雑草取りをします。何日もかけてやっと一通り終わったと思ったら、最初に取った場所にまた雑草が生えているのを発見して、また、取る。エンドレス。

元々草花には全く興味がなかったのですが、今の家に越してきて、たまたま庭のある家だったものだから、雑草が生えるスペースを減らす為に園芸植物を植えるようになりました。そこからの園芸沼。昔は花の名前なんてチューリップとタンポポぐらいしか知らんかったのにな。

 

今日の庭パト。お、クレマチス(鉄線)が咲いた。

白と青の二株を並べて植えています。植えた位置が近すぎて絡まってしまいました、蔓性だから。

一度根元から切ってしまえば、新しい芽が出てくるのですが、この品種は今年の枝に来年の花芽がつくタイプなので、今切ると来年は花が咲かないのです。一シーズン、花を我慢する覚悟で切ってどちらかをほかの場所に移植すれば、絡まる問題は解決します。しかし毎年、どこに移すか考えているうちに植え替えの時期を逃してしまいます。絡まってるけどこれはこれでいいような気もするけどな、どうかな……。

 

さて

昨日の夜、BSで野球中継の後、続けて見ていた番組で、雨の歌特集をやっていました。

 

それに乗っかって、雨の歌をひとつ、紹介しようと思います。

南佳孝 midnight love call レゲエ調のゆったりとしたラブソング。

「わたし雨はきらい。ひとりでいるのが、とてもいたたまれなくなるから」この歌詞が、一度聞くと耳に残ってもう一回、もう一回と聴きたくなります。

(スタジオライブ)


MIDNIGHT LOVE CALL/南佳孝スタジオライブ

石川セリさんへの提供曲をセルフカバーしたもの。和製loversrockの名曲中の名曲として非常に評価が高い、と(さっき)知りました。loversrockって、そういうジャンルがあるのね…知らんかった。でも評価が高い、というのはわかる。

収録アルバムは「montage」。YMOのお三方、大村憲司さん、鈴木茂さんなど豪華なメンバーが参加。これ好き。

www.110107.com

 

※試聴できます

https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&cd=MHCL000030062&cid=oto-MHCL000030062

 

アレンジは大村憲司さん。

 

 

 ギタリスト大村憲司さん、わたしはこれで知りました(右側の茶色のシャツの人です)大空に響くギターの音色にうっとり。最後、黙って去ってくとこがまたニクいね、クールだね。

おとな。


下田逸郎 ひとひら

 

浅くなる、軽くなる

 

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深みというようなことは

そんなにえらいことではないんだ

寂(さ)びにすむということだっても

そんなにたいしたことじゃないのだ

人間の深みや

人間の寂び

それらは ややともすれば

歯のうくような浅はかさの隣人である

八木重吉詩集 花と空の祈り より)

 

 

八木重吉詩集 (青春の詩集 日本篇 18)

八木重吉詩集 (青春の詩集 日本篇 18)

 

 

 

 

 

 

ホスタが好き の続き

レボリューション

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2年目。まだ小さいけど新芽が次々出てきてる。真ん中がクリーム色だね。

 

ビルブリンガー

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2年目。元気だけど生育が遅め。スリムな葉っぱ。縁取りの黄色は濃いめですね。

 

ハルシオン

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これは三年目だけど場所を嫌うのかなかなか成長しない。今年植え替えだな。

 

アニー

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去年の秋、地上部が枯れた状態で購入。どうせ冬になったら枯れるから問題ない、根が生きてれば。無事に芽を出しました。

 

ブリムカップ

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(この辺からもう自分でもよくわかんなくなってきてる)

これは…よく覚えてないけど大きさ的に去年の秋に植えたと思われます。名前からして葉っぱが独特の形になるのかな?と想像しています。今んとこふつうです。

 

エンタープライズ

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これも去年の秋購入して植えたと思います。

真ん中に斑がはいってるね。

 

オウレオマルギナータ

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葉っぱはやや幅広。去年株分けしたうちの一つ。元株は五年モノで根詰まり気味だったので株分けしたらそれぞれ元気になりました。

 

ウンデュラタホワイトフェザー

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直射日光を避けて育てるとほぼ白色に、というふれこみでしたが、日が当たらなさすぎなのかさむいのか三年目でまだこの大きさ。去年の秋に少し日が当たるところへ移したところ、色が緑がかってきました。

 

 

庭のホスタの紹介(&自分の為の覚えがき)終わりです。お付き合いありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホスタが好き

 

こんな風にしたい、庭。

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ホスタ(ギボウシ)という植物が好きです。園芸店で新しい種類を見つけるたびに買って、数年かけて庭で育ててます。花も咲くけど葉っぱが個性的。いわゆるカラーリーフ。

ポット苗を植えつけますが一年目はそれほど大きくなりません。冬、地上部が枯れ、雪が毛布のようにに地面を覆うと、地下でしっかり根を張ります。株が大きくなるのは2年目から。

うちの庭は日当たりが良くないので、シェードガーデン向きのホスタはぴったりだな、と園芸の本を読んで思ったのですが、いざ植えてみると生育があんまり良くない。本は本州基準なのでしょうね。私が住んでいるところは年間平均気温六度くらいなので(暑い時期が短い)、日陰では育ち切らないのかも。失敗、移植を繰り返し、少しモノになってきたかな。

うちの子たち(名前は品種名)

フランシー

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植えて三年目。順調です。ぎゅっと締まった株、新芽がいっぱい出て、さらに大きくなりそう。秋には株分けかな。

 

メディオバリエガータ

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これは四年目かな。細い葉っぱが捻れながら伸びてくる、面白いね。最初はイチイの木の真下に植えたけど日陰過ぎたのか2年目も生育が悪かったのね。その年秋に移植して現在の場所に。去年グンと大きくなって今年も倍の勢いで大きくなっています。

 

ラベルが行方不明で名前がわからない。

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これは去年の春植えた。植えて2年目でけっこう株が大きくなってるので強健タイプとみた。幅広の葉っぱです。隣に植えてある花と株間が詰まりそうなのでどちらかを移植か株分けしなければならないな。

 

えーとこれなんだっけ、これもど忘れ

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小葉タイプですね。四、五歳児の手のひらくらいの葉っぱ。日が多く当たると黄色が強く出るらしいんだけど、ここは短時間朝日しか当たらない場所だから黄色味は抑えられて、ライム色がきれいに出たのかな。これは暑さにも寒さにも強そう(北海道感覚で)。手前の紫はヒューケラという、これもカラーリーフの一種です。ヒューケラも大好き。

 

ミッドウエストマジック(ラベルが間違っていたようで、訂正しました)

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これは三、四年経つかな。縁取りが濃い緑。去年雨が続いてカタツムリにだいぶ喰われてしまった。葉っぱが柔らかいから食べやすいのかな。今年は何か対策しないと。

 

サムアンドサブタンス

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特大タイプ。葉っぱがA4サイズくらいありますね。これは一昨年買って植えたのですが、日陰過ぎて生育が悪かったのでその年の秋に植え替えこの場所に。去年一年は葉っぱたくさん出たけどこじんまり、今年になってグッと丈が伸びています。多分秋には株分けできるくらいになる。

 

出かける時間なので続きはまたあとで。

ソフトなアイツ

晴天続きのせいか、空気がひじょうに乾燥しています。手がカッサカサ…ドアを開閉するたびに静電気が起きます。バチッ!おぅっっ!

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夫がくれたので飲んでみたよ。

発酵BLEND「ヨーグルト&『カルピス』」沖縄パイン 500ml×24本

発酵BLEND「ヨーグルト&『カルピス』」沖縄パイン 500ml×24本

 

ん〜、なんだかカツゲンみたいな味…

www.meg-snow.com

 

カツゲン。私が幼少の頃は牛乳ビンより小さなガラス瓶で売られていました。銭湯で飲んだ記憶あり。しかしカツゲンはいつのまにか「ソフトカツゲン」という紙パック飲料にかわって…

ソフトカツゲン?…ソフトって何さ?どゆこと?

という長年の疑問。

この際だから調べてみましょう。

カツゲン発売|沿革|雪印メグミルク株式会社

ほう、なるほど。昔のカツゲンの味は忘れてしまったからピンとこないけど、飲みやすさを追求したということね。

しかし今売ってる「ソフトカツゲン」のことも、ざっくり「カツゲン」と言うよね道民は。〝ソフトな〟「カツゲン」なのねぇ。

 

………

 

「これが似てるっつーことはさぁ、カツゲンも…あれもパイン味なのかい?」

「いや〜違うっしょ」

「じゃあ何味さ?」

カツゲンは…そりゃあ…カツゲン味だべ?」

「……そっか、そうだよね!カツゲンカツゲン味だよね〜」

(「ヨーグルト&カルピス沖縄パイン」を飲んだ とあるバカ夫婦の会話)

 

………

 

あ、カラス。

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最近よく聴いている。

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じんとくる歌詞です。

長澤知之 「笑う」

 

youtu.be

四月の空

 

Stay Awake: Various Interpretations of Music from Vintage Disney Films

Stay Awake: Various Interpretations of Music from Vintage Disney Films

 

ディズニー映画のダンボ、いま実写版が公開になっているそうですね。

むかし、ボニーレイットがダンボの挿入歌をうたっているときいてCDを探したことがあったな‥

思い出して棚をゴソゴソ。あったあった。ディズニーソングの〝カバー〟コンピレーションアルバムの一曲でした。

ボニーレイットが歌うbaby mine(わたしの赤ちゃん)いいね。今日まで忘れてたけど笑。

youtu.be

このアルバム、他の参加アーティストはというと、シンニードオーコナー、スザンヌヴェガ、ハリーニルソン 、リンゴスター、トムウェイツ、ロスロボス等。ふーん、この人こんなの歌ってたんだ…という感じ。(二十年以上前に買って、多分一回しか聴いてない)

 

でね、アーロンネヴィルがミッキーマウスマーチを歌っているのですが…いや、良いんですよとっても。彼らしくこぶしコロコロでね。でも(これ、あの、ミッキーマウスマーチ、なんだよねぇ?…)と思うと、ちとビミョーな感じがするんですよねぇ。どうですかねぇ。もしかしてわざとそーゆーとこ狙ってやってるのかな。

 https://youtu.be/97PF7tNsEio

向こうの人はこれをきいてどんな風に感じるのでしょうね。日本で言えば、例えば、細川タカシがアンパンマンマーチうたってるような感じ?…いや、タカシはちょっと違うか、日本でいうとだれかなー?誰がいいと思います?って、なんの話だ笑。

 

※絶賛公開中の映画ダンボ、日本版のエンディングテーマがbaby mineで竹内まりやさんが日本語で歌っているそうです。

 

四月は雪とともにやってきました。一週間ほど、毎朝カーテンを開けると雪が積もっていました。昼になると全部とけて、夜にまた降る、の繰り返し。

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昔、風に流される雲を家族に見立てて詩を書いた人がいたっけ。

この雲は、強い風に乗って走る動物の群れのようでした。

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また冬が来る?と錯覚しそうになった日。

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見上げると自分が海の底にいるような気がした日。

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空に向かって手を伸ばしているよう。

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これ、肉眼ではとっても清々しい朝日だったのですよ…

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シューッと 、

シューッと、走る雲。

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ここ二、三日でやっと気温が上がってきました。

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降って、解ける

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先週末は吹雪で、一週間雪が降ったりやんだりでした。寒い一週間でした。

三月ももう直ぐ終わりますね。もう、降っても除雪車は来ないので、路面状態がとても良くないです、特に朝。この時期、意外と交通事故が多いので、わたしも気をつけて運転します。滑ったり轍にハンドルとられたりしないように。慎重に。

雪が降って、解けて、降って解けてを繰り返し、だんだん春になる。もうすこし。

藍色の蟇

藍色の蟇

 

法性のみち

 

わたしはきものをぬぎ、

じゆばんをぬいで、

りんごの実のやうなはだかになつて、

ひたすらに法性のみちをもとめる。

わたしをわらふあざけりのこゑ、

わたしをわらふそしりのこゑ、

それはみなてる日にむされたうじむしのこゑである。

わたしのからだはほがらかにあけぼのへはしる。

わたしのあるいてゆく路のくさは

ひとつひとつ をとめとなり、

手をのべてはわたしの足をだき、

唇をだしてはわたしの膝をなめる。

すずしくさびしい野辺のくさは、

うつくしいをとめとなつて豊麗なからだをわたしのまへにさしのべる。

わたしの青春はけものとなつてもえる。

 

えーっと…なんですかねこれは…。

法性(ほうしょう)のみちっていうのは創作活動のことかな?誰に何を言われようと構わない、私は私の道を行くのだ、心細いけど、行こうとする道は私を祝福してくれているではないか、さあ、行くぞ!と自分の気持ちを奮い立たせてみたよ(←私の解釈。果てしなく、誤解してるかもです) 詩の後半は、ヴィジュアル的になかなか強烈ですね〜。ちょっと、少年マンガの妄想シーンみたいです。いやいや、ばかにしてるんじゃないですよ。この人は、ちゃんとした会社で(ライオン歯磨本舗)きちんとお勤めしながら、せっせと雑誌に詩を投稿していたのだそうです。極端にシャイな性格だったらしいけど(いわゆるふつうの)会社員の生活を送る一方で、詩作においては、心の宇宙にイマジネーションの嵐を吹かせ続けた 。生涯、それをやめなかった。日雇い労働をしながら思索を続けた有名な哲学者が「魂は同時に二方向へ引っ張られることによってもっとも力を発揮する」と言っていたけど、この人も(望んだやり方だったかどうかは別として)そーゆータイプの人なんだと思いました。

みどりの狂人

 

そらを おしながせ、

みどりの狂人よ。

とどろきわたる媢嫉のいけすのなかに羽のある魚は、

さかさまにつつたちあがつて、

歯をむきだしていがむ。

いけすはばさばさとゆれる、

魚は眼をたたいてとびださうとする。

風と雨との自由をもつ、ながいからだのみどりの狂人よ、

おまへのからだが、むやみとほそながくのびるのは、どうしたせゐなのだ。

いや……魚がはねるのがきこえる。

おまへは、ありたけの力をだして空をおしながしてしまへ。

 

 生きている間、一冊の詩集も出せなかった詩人。しかし、口語自由詩の代表詩人萩原朔太郎にも影響をあたえた詩人。さっきと同じ哲学者の言葉で「名もない先例がどれだけ創造的爆発の引き金となってきたか、活動、思考、創造の領域においてどれほど新しい様式の種子となってきたかはとても語りつくせない」っていうのがあるんですが、この人の詩も〝名もない先例〟に近いものかもしれません。時代の評価というのは、ほんとうに曖昧なものなのだなと思います。

わたしの耳はあなたのこゑのうらもおもてもしつている。

みづ苔のうへをすべる朝のそよかぜのやうなあなたのこゑも、

グロキシニヤのうぶげのなかにからまる夢のやうなあなたのこゑも、

つめたい真珠のたまをふれあはせて靄のなかにきくやうなあなたのこゑも

銀と黄金の太刀をひらひらとひらめかす幻想の太陽のやうなあなたのこゑも、

(中略)

わたしはよつく知つている。

とほくのはうからにほうやうにながれてくるあなたのこゑのうつりかを、

わたしは夜のさびしさに、さびしさに、

いま、あなたのこゑをいくつもいくつもおもひだしてゐる。

  (あなたのこゑ  より)

これは……どうみても、ラブレターですね(笑)

ただ〝あなた〟という存在は、詩人の人たちがよく言う、ほんとうのこと、とか、うつくしいもの、のようにも受け取れますね。

その〝こゑ〟を知っているのに、思い出せるのに、辿り着けない、夜の孤独。

大手拓次詩集 (岩波文庫)

大手拓次詩集 (岩波文庫)

 

 

最後に「藍色の蟇」の 薔薇の散策という詩から。

これ、いいなあ。こういう人、たまにいるよね。

刺(とげ)をかさね、刺をかさね、いよいよに にほいをそだてる薔薇の花

  (薔薇の散策  より)