無限の前に腕を振る

一週間ほど前から夕方になると山鳩の鳴き声がきこえるようになった。 でーでー、ぽっぽう。 北海道では太平洋側の一部でしか越冬しないそうで、山間部のここで鳴く山鳩は、暖かい所から戻ってきたんだなと思う。季節は巡る。 鳥や動物、昆虫の世界にも疫病は…

生活の詩(うた)

大きなやかんを 空のまんなかまでもちあげて とっくん とっくん 水をのむ とっくん とっくん とっくん とっくん のどがなって にょろ にょろ にょろ つめたい水が のどから むねから いぶくろへはいる (中略) どうして こんなに 水は うまいもんかなあ こ…

素朴な琴

白い桔梗。 (写真は何年か前に撮ったものです) 今年の桔梗は徒長気味なので、ポールをたててテープでぐるりと囲って、支えています。 「桔梗」は秋の季語だそうですね。我が家の庭で咲くのは毎年8月初旬から中旬です。暑さのピークを越した頃。もう初秋か…

あの頃、あの詩を

お題「今日のおやつ」 よもぎ大福 餅がイマイチでした。 久しぶりに図書館へ行ってみたよ。 あの頃、あの詩を (文春新書) 作者: 鹿島茂 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2007/12/18 メディア: 新書 クリック: 2回 この商品を含むブログ (8件) を見る 思っ…

浅くなる、軽くなる

◯ 深みというようなことは そんなにえらいことではないんだ 寂(さ)びにすむということだっても そんなにたいしたことじゃないのだ 人間の深みや 人間の寂び それらは ややともすれば 歯のうくような浅はかさの隣人である (八木重吉詩集 花と空の祈り より…

降って、解ける

先週末は吹雪で、一週間雪が降ったりやんだりでした。寒い一週間でした。 三月ももう直ぐ終わりますね。もう、降っても除雪車は来ないので、路面状態がとても良くないです、特に朝。この時期、意外と交通事故が多いので、わたしも気をつけて運転します。滑っ…

もしもし春ですか、春ですよ

………↑パッと浮かんだからそのまま書いてみたけど、どっかできいたことあるな、歌かな、本かな、また思い出せないな、、 このところずっと穏やかな天気が続いています。 去年の今頃はどうだったかなと思って調べてみたら、大荒れ天気で通行止めになったりして…

冷たい風が頬を刺して

週末は良く晴れました。お昼頃、暇だったので、少しだけ雪割り(氷割り)をしてみました。日が照っていたのであったかいのかと思ったら風が強くて、結構寒かった…10分で退散です。 これ便利。ちょっと 重いけど。 氷割り ガン太 CS 出版社/メーカー: 村の鍛…

おうい雲よ

さっきのニュースで西日本と東日本で厳しい暑さ、と見ました。暑気払いって…意味も時期も違うと思うけど、少しは暑さが紛れそうな写真にしてみました。もちろん今の写真ではなくて、三月に撮った写真です。どうですか?キモチだけでも涼しく…なるわけないか……

ホイットマンのワルツ(Waltz Whitman )

ホイットマンは言った 歌い続けること。走り続けること。 心のおもむくままに、歩をすすめること。 陽気に自覚して 、歩み、歩みつづけること。 つねに、宇宙の、壮大な空気を呼吸すること。 心臓から汚れない血液を勢いよく送り出すこと。ばら色のからだを…

死ぬまで生きる

今週のお題「ゴールデンウィーク2018」 暦通りの休日でした。いつもの日曜日、みたいな過ごし方を毎日してました。 都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ。 塗った爪の色を、きみの体の内側に探したってみつかりやしない。(青色の詩 最果タヒ「…

さみしいものの唄い止まない 内田良平の詩

「いわし」 いわしの父子(おやこ)が くたびれて 波に 打ち上げられて 死んじゃった 砂浜に まっすぐに 背骨のばしてならんでいる でも 泣いてやらなくて いいんです これでいいのかもしれません 死んでいても 目の玉は まだ 青い海の色(詩集おれは石川五…

しやべくり捲れ!(しゃべくりまくれ!)小熊秀雄の詩

インターネット上の図書館青空文庫。著作権が消滅した国内外の文学作品が無料で公開されています。 (たまには詩でも読んでみようか。新鮮な気持ちで、先入観なく、詩の世界を味わってみよう。自分が生まれる前の時代の詩人の詩がいいな。)青空文庫の索引に…