読書

たまには 日記 のようなもの

朝は晴れていたけど次第に空が暗くなって荒れた天気になりました 気の早いラジオ番組がもう今年一年を振り返るみたいなテーマで話をしていて さすがにちょっと早すぎでしょー?と思っていたらやっぱり 投稿もなかなかこないような あんまり盛り上がらない番…

面倒な女の詳細は意外と深かった マルセル・プレヴォーの「田舎」

パリで脚本家として成功しているピエエルの元に故郷イソダンから一通の手紙が届く。 差出人は初恋の女性マドレエヌ。 二人が出会った時ピエエルは十七歳の学生、マドレエヌは二十三歳の若き未亡人。淡い好意を寄せながらも姉弟のようなキスを交わすだけの仲…

ウェルズ・タワー「奪い尽くされ、焼き尽くされ」

奪い尽くされ、焼き尽くされ (新潮クレスト・ブックス) 作者: ウェルズタワー,Wells Tower,藤井光 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2010/07/01 メディア: 単行本 クリック: 15回 この商品を含むブログ (16件) を見る 多彩な視点と鮮烈な語りが、人々の静か…

モーリー・ロバートソンとウシャコダ(追記あり)

先週、フジテレビのワイドナショーを見ていました。校則の話題から髪型、日本の英語教育について出演者が話していた時、コメンテーターの一人モーリー・ロバートソン氏が自分が日本の高校で受けた英語の授業についてちょっと愚痴っぽい話をして。モーリー・…

ブロードウェイの天使

老いぼれで身寄りのないノミ屋の「ベソ公」のところに、ある日若い男が飛び込んできます。傍に彼の娘らしい小さな女の子を連れて。 「次のレースまであと何分ある?」 「25分だよ」 「俺はこのレースの“確かな”情報を手に入れたんだ。これから14丁目の知り合…

エゴイストの回想

今週のお題「読書の秋」 エゴイストの回想(ダウスン) 街頭でヴァイオリンを弾くホームレスの少年は、ある日、貴族の婦人に才能を見出され彼女に引き取られます。パトロンの援助を得た彼は、数十年を経て、ヴァイオリニストとして富と名声をものにし、優雅…

感想・ 羊と鋼の森(宮下奈都)

今週のお題「読書の秋」 同じ著者のエッセイ「神様たちの遊ぶ庭」を先に読んでいた。それは著者が一家で一年間北海道トムラウシへ移住した体験記で、私も都会から田舎へ引っ越し僻地で子育てをしたことがあるのでとてもとても共感できた。書けない本音もあっ…

さかな1ぴきなまのまま

子供の頃、近所にZという男の子がいた。Zは私より一つ年上で、棒っきれみたいに細い身体の、肩の上に小さくてまん丸な顔がちょこんと付いていてた。 私の住んでいた町は緑が少なく、工場と古い団地が並ぶ殺風景な街並みだった。その隙間を埋めるように小さな…