読書

さかな1ぴきなまのまま

子供の頃、近所にZという男の子がいた。Zは私より一つ年上で、棒っきれみたいに細い身体の、肩の上に小さくてまん丸な顔がちょこんと付いていてた。 私の住んでいた町は緑が少なく、工場と古い団地が並ぶ殺風景な街並みだった。その隙間を埋めるように小さな…