筋金入りのクズですが

一日だけにしようと思っていた「ヤケになる」が予想外に尾を引きました「まあ、なんという事でしょう…」独り言を言ってみますが後の祭り。
わかっているのです。こんなことでは気は晴れない。

どうなりと
勝手になれといふごとき
わがこのごろを
ひとり恐るる。(
石川啄木 悲しき玩具 より)

百年前の人も同じこと考えてた…正直すぎて笑ってしまいます。おかげでリセット出来ました。

 

一握の砂・悲しき玩具―石川啄木歌集 (新潮文庫)

一握の砂・悲しき玩具―石川啄木歌集 (新潮文庫)

 

 

 

 啄木さんの歌集を読んでいたら 彼はしょっちゅう蒲団の中で反省していたみたいに思えます(晩年は病床ですが)

夜寝る時と朝起きた時…それは人が一番すなおな時間かもしれないですね。

 

人とともに事をはかるに

適さざる

わが性格を思ふ寝覚かな。

 

何となく明日はよき事 あるごとく

思ふ心を

叱りて眠る

 

しかし起きてる時は(元気な時は)毒も吐いていらっしゃいます。

 

一度でも我に頭を下げさせし

人みな死ねと

いのりてしこと

 

どんよりと

曇れし空を見てゐしに

人殺したくなりにけるかな

 

酒と女と借金と、嘘。筋金入りと言ってもいいクズだったそうですが

 

何故かうかとなさけなくなり、

弱い心を何度も叱り、

金かりに行く 

 

あの頃はよく嘘を言ひき。

平気にて嘘を言ひき。

汗が出づるかな

 

才能にまみれた人なんてどこか破綻しているものですよね。自覚も充分おありになったようです。

 

人がみな

同じ方角に向いて行く。

それを横より見てゐる心。

 

その膝に枕しつつも

我が心

思ひしはみな我のことなり

 

世わたりの拙きことを

ひそかにも

誇りとしたる我にやはあらぬ

 

しかし凡人の私たちは

破れからポロポロこぼれ落ちるものに何故か惹かれてしまいます。

 

人といふ人のこころに

一人づつ囚人がゐて

うめくかなしさ

 

愁ひ(うれい)ある少年の眼に羨みき

小鳥の飛ぶを

飛びてうたふを

 

晴れし空仰げばいつも

口笛を吹きたくなりて

吹きてあそびき 

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かの時に言ひそびれたる 

大切の言葉は今も

胸に残れど 

 

  

新装版 かの蒼空に『坊っちゃん』の時代 第三部

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