顔が お祭り

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最近、久しぶりに電車に乗ったときのことです。

向かいの座席に、小学校高学年と中学生くらい、女の子の二人連れがいました。たぶん姉妹。二人は電車の中でメイクをしていました。しかも濃い。笑っちゃうくらい、濃い。

鏡の中の自分の顔が変わっていくのが楽しくて、ついついやりすぎてしまうという失敗、昔はメイク初心者にはありがちでしたが…今でもいるんですね。

 

部屋で、メイクのハウツーが載った雑誌を片手に見よう見まねでメイクをしていて、細部に集中しすぎるあまり全体のバランスがどっか行っちゃう。いつのまにか「顔がお祭り」状態になってて、家族に失笑されて初めて気がつく。そんな経験をわたしも十代の後半にしました。

 

今は、初メイクの歳も低年齢化。小学生でも「なんか塗ってる」のはそう珍しくはないんでしょう。でもわたしの生活圏ではマッタクみかけないので、たまの都会で、化粧した少女達を見て、珍動物に遭遇したような気分になりました。

 

その、電車の姉妹も、顔面祭り!絶賛開催中!って感じで、おねえちゃんは昭和のヤンキー、いもうとはお稚児さんみたいになってて(笑)

なんでもやってみたいお年頃なのねー。なんか、微笑ましい、顔面祭り。マナーは悪いけど。

電車の中でしているところをみると、家では親はいい顔しないんでしょうね。当たり前だけど。

お母さんの困り果てた顔が眼に浮かびます。厚化粧で外をうろつく娘たち。恥ずかしいし、親としては心配でしょう。メイクが濃いほど幼さが際立つような気がします。

 

このお嬢さん方も、何年後かに今の自分の写真をみたら、死ぬほど恥ずかしいと思うことでしょう。

そういう経験も、ある意味悪くはないんだけど。背伸びしていた幼さの思い出。