おうい雲よ
さっきのニュースで西日本と東日本で厳しい暑さ、と見ました。暑気払いって…意味も時期も違うと思うけど、少しは暑さが紛れそうな写真にしてみました。もちろん今の写真ではなくて、三月に撮った写真です。どうですか?キモチだけでも涼しく…なるわけないか…
おうい 雲よ って…語りかける詩を書いたのは山村暮鳥…だっけ。今日の雲は早足で、とても話しかけるような雰囲気ではありませんでした。朝のうちは山裾まで低く垂れ込めていて、ここいら辺り一帯「雨に煙る森」になりました。ズブ濡れになりたくないので写真を取るのは諦めます。代わりに、いつかの夏の写真を。どこで撮ったかは忘れました。暮鳥が見たのはこんな雲?
おうい雲よ、の詩は、子どもが小学生のとき、学芸会で朗読をやったのを見ました。
おうい雲よ
ゆうゆうと
馬鹿にのんきそうじゃないか
どこまでゆくんだ
ずつと磐城平の方までゆくんか(雲 山村暮鳥)
興味が出たので詩集を読んでみると、のどかな風景の詩ばかり、と思いきやこんな詩も。
どこかに自分を
凝視(みつめ)ている目がある
たったひとつの
その星のような目
その星のような目(どこかに自分を 山村暮鳥)
今朝は雨の音で5時前に目が覚めてしまったので、録画した映画をみていました。ロシアの文豪の話を全編英語で?そこは敢えて突っ込みません。二組の男女それぞれ、ベッドの上の会話が微笑ましくて、ただそれだけで、見てよかったと思える映画でした。
ワレンチン(ジェームズ・マカヴォイ)の〝初めて〟シーンが良すぎて。素朴さって ある意味強みなのかと思いました。
無知も勘違いもなんて素敵なんだろう。