そんぐ ふぉあ ゆう

 

今日10月26日は、ドラマ3年B組金八先生(第1シリーズ)の放送が始まった日(79年)なんだそうです。よくそんな昔のこと覚えて……ナイナイ、夕方のテレビでその話題をやってて「へーっ!」って思ったの。ちなみにそれはクイズでね、学園ドラマの先生といえば誰?ってアンケートからの問題だったのですよ。そりゃー、金八(武田鉄矢)北野広大(熱中時代の水谷豊)ドンカメ(ただいま放課後の本田博太郎)でしょう、って思ったら、街角の若い奥様たちの答えは、ヤンクミ〜(仲間由紀恵)オニヅカー(反町隆史)、他にもあったけどおばちゃんの範疇をこえていて、ギャップに目眩がしそうでした。

金八先生。私がよく見てたのは第2シーズンまで、でしたね。第2シリーズといえば「腐ったミカンの方程式」だけど

「人助けカンパ事件」というエピソードもありました。第2シリーズ第4話です。

ざっくりストーリー

体育の授業で誰もいなくなった3Bの教室。たまたま通りかかった金八先生は、カバンや机の中を物色している一年生男子を見つけます。生徒は野球部の子で、二年生の先輩からカンパを強要された、と泣いて告白します。金八先生が調べてみると、どうやら3Bの男子が関わっているらしい…。その後金八先生の奔走により真相が解明され、やらかした3B男子は父親にバレて鉄拳制裁、被害生徒と親に謝罪&返金、野球部内で起きたことなので、罰として球拾いをするという事で、万事解決。(鉄拳制裁→虐待、当事者で解決→隠蔽…って今の価値観で見るとつっこみどころはかなりある)「子供は脱線するものだから、その都度、親と教師が正しい道に戻してやれば良いよね」という、至極真っ当なメッセージが込められた回でした。(記憶違いがあったらごめんです)

この次の回に、加藤優が転校してきて、最終回近くには例の荒谷二中での放送室占拠事件が起きます。中島みゆきの世情って曲が流れたのがすごいインパクトだったある伝説回。当時は校内暴力が社会問題化していた時期でもありました。子供が親や教師の手に負えなくなって、ついに学校に警察が介入するということが、割と否定的なニュアンスで表現されていました。(今だったら、学校で起きたことでも悪いことは悪い、積極的に警察が介入するべきだ、という意見の方が多いですよね。どんどん凶悪化、陰湿化してるからね)

 

「人助けカンパ事件」は、まだ子供が親と教師の手に負えた頃の話、なんですね。腐ったミカンと対比して見ると面白いかも。卒業生…第1シーズンに出ていた子が出てきたり、鉄拳制裁のお父さんが結構良いこと言ってたり…息子がカツアゲまがいのことをやらかして、父親が激昂して息子に殴りかかろうとするのね。止めに入った金八っつあんに対して父親が「心配してくれるのはありがたいが、それは今こいつ(息子)が生徒だからだろう?俺は親だから、一生付き合わなきゃならないんだ、ハンパなことは許すわけにはいかないんだ」っていうのね。間違いではないと思う。殴るのは良くないけどね。

 

 

金八の第1シリーズ。終了後…だからたぶん80年だと思うのですが、海援隊の武道館コンサートの模様がラジオで中継されました。カセットに録って後で聴いて、この曲、良い歌だなあ、と思いました。二人の存在感が、いいね。

 


『そんぐ・ふぉあ・ゆう』:海援隊