ロビンソンとマッチョマン

マスクが、消毒液が、足りないという。

もっとも効果があるといわれる手洗いに必要な石鹸類がないという話は聞かない。不思議の国ニッポン。

マスクの説得力について考える。

予防効果がないのはもうみんなわかってる。いやいや、飛沫の飛散防止だ、咳エチケットだという。じゃあマスクをしていれば咳が出ても大丈夫、だって飛沫対策だもんね、そうかというとそうでもない。マスク越しでも咳やクシャミをするとたちまちコロナ疑惑が発生して周囲から冷たい視線を浴びる。昨日そういう場面を見た。マスクの説得力…もう、何が何だか…

 

あれはただの、ちょっと新手の風邪だと思いたいけれど、まだ解明されていないことが多い。人は自分に都合の良い情報だけを信じがちだ。気をつけようと思う。

 

今はウィルスよりも人間の方が怖い。だから、なるべく出かけないで、この際だからと家で思う存分ゴロゴロしている。ゴロゴロ。

テレビも消しちゃって、出来るだけバカバカしい事を考えてみる。逃避ではないと思う。同じ方ばかり向いていたら首が痛くなるから、時々違う方を向いてみる。

 

そうだ、ムーチョマッチョマンの話でもしてみようか。

(長い前フリお付き合いありがとう)

 

 

78年リリース。作詞 竜真知子 作曲 筒美京平    歌  原たかしデビュー曲「ムーチョマッチョマン」

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当時 はやったディスコ歌謡の一つですけれども。「メ〜ン」の脱力感たるや…


原たかし - ム-チョ マッチョ マン

私が原たかしという人をテレビで見たのはたった一度きりです。「スターどっきりマル秘報告」の歌コーナーに出演、スキー場のゲレンデで歌っていました。ちなみにどっきり本編への出演は無しです。

スターの誰かさんがまんまと引っかかった「テッテレ〜!」の後、画面が切り替わってスキー場が映ります。画面の奥では一般客が普通にスキーを楽しんでいるのが見え、スキーウエアに身を包んだ原たかしが長い手足を振り振り歌うという、なかなかシュールな絵であったと記憶しています。そして、メ〜ン!  (何だコレは…)と思いました。

ジワジワくる、、

チビッコからすれば、ちょっとした面白ソングの趣です。テレビでは一回だけだったけど、その後ラジオからカセットに録ってよく聴いていました。一緒に歌っていました。メ〜ン!

 

三枚目のシングルは原たかしとバットマンズ名義で「ジンギスカン」、あの「ジンギスカン」のカバーです。やはり原たかしはダンスが売りだったようです。もうちょっと元気良く歌えないものかと思いましたが、元気はダンスのためにとっておいたのでしょう。

〝ちょっかいなんか出せば

ストレートパンチが飛ぶんだぜ

そいつはムダなのさ〟

という、意味不明な歌詞。〝ちょっかい〟という言葉が歌詞に使われているの、初めてみた。

 

そして

ジンギスカンのB面はなんと、荒木一郎作詞作曲です。過去に内田喜郎という人に提供された曲らしい。

荒木一郎歌唱)ミスターロビンソン。(これはあれですか。ざっくりミセスロビンソンとミスターベースマンですか?)


荒木一郎/ミスター・ロビンソン (1976年)

これを?ムーチョマッチョマンとジンギスカンの原たかしが歌っているの?

まさかディスコver.に変えたりしているのでしょうか…。違うとしてもあの歌唱力でどんな風に歌ったのかとても興味があります。

確かめるにはレコードを買うしかありません。

 

欲しい…。

 

今一番欲しいのは、マスクより、消毒液より、原たかし。

じゃなくて原たかしのレコード。