星のクライマー
冒険家植村直己さんがマッキンリー冬季単独登頂に成功した後、消息を絶ったのは1984年の2月の事でした(最後に無線の交信があった2月13日が命日とされています)
この歌は植村直己さんのことを、彼を待つ女性(妻)の視点からかかれたものだと言われています。作詞は松任谷由実さん。誰かに思いを馳せて、こんなに切ない歌詞が書けるなんて、さすがユーミンです。(作曲は麗美)
捜索が打ち切られた約二ヶ月後、植村直己さんは国民栄誉賞を受賞されています。あーそういえばそうだったと思い出すと同時に、今だったら難しいかもな、とも思いましたね。ああいうものに厳格な基準があるのか知りませんが(植村さんは五大陸最高峰登頂という偉業を成し遂げた方ですからじゅうぶん当てはまると思うのですが)もし今同じことをやった人がいても、その後遭難して捜索されたりしたら、そのことだけで批判を浴びてしまいそうな気がします…
懸命な捜索がまだ続いていた当時でしたか、直己さんのお父様のコメント
「倅は、お国にもご近所にも、なんの役にも立たんことをして、こんなに心配していただいて申し訳ない」
当時の報道は偉大な冒険家を悼み功績を讃える論調で、前人未踏の何かをやること(やろうとすること)に対するリスペクトはあっても、遭難したことに対する批判はあまりなかったように思います。
植村直己つながりで。
第22回植村直己冒険賞を受賞した荻田泰永さん。書籍もトークも面白かったです。
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