無限の前に腕を振る
一週間ほど前から夕方になると山鳩の鳴き声がきこえるようになった。
でーでー、ぽっぽう。
北海道では太平洋側の一部でしか越冬しないそうで、山間部のここで鳴く山鳩は、暖かい所から戻ってきたんだなと思う。季節は巡る。

鳥や動物、昆虫の世界にも疫病はある。彼らに病に対する認識があるのかどうか知らないけれど、、多分ないんじゃないか、、動ける限り、生きることを持続しようとするだけだ。

やんごとなきご身分の方にも、ホームレスにも
エンターテイナーにも、女子高生にも
等しく降りかかることなんだなあ、と
なんだか「あれ」が、とても厳かなもののように、錯覚してしまう。
天災というものは人間の尺度とは一致しない。
風が立ち、波が騒ぎ、
無限の前に腕を振る。
(中原中也詩集「山羊の歌」盲目の秋 より)
何が、誰が正しいのかわからない。テストの答えのような明解なものがない。だけどとにかく腕を振る‥人それぞれ、みんな必死なんだろう。誰も間違ってはいないんだろう。
時間はかかるかもしれないが、いつかは終息すると思う。何を失い何を得るのかと考えてみる。
アルジェリアのオラン市である朝、医師のリウーは鼠の死体をいくつか発見する。ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。外部と遮断された孤立状態のなかで、必死に「悪」と闘う市民達の姿を年代記風に淡々と描くことで、人間性を蝕む「不条理」と直面した時に示される人間の諸相や、過ぎ去ったばかりの対ナチス闘争での体験を寓話的に描きこみ圧倒的共感を呼んだ長編。1947年発表。
ロビンソンとマッチョマン
マスクが、消毒液が、足りないという。
もっとも効果があるといわれる手洗いに必要な石鹸類がないという話は聞かない。不思議の国ニッポン。
マスクの説得力について考える。
予防効果がないのはもうみんなわかってる。いやいや、飛沫の飛散防止だ、咳エチケットだという。じゃあマスクをしていれば咳が出ても大丈夫、だって飛沫対策だもんね、そうかというとそうでもない。マスク越しでも咳やクシャミをするとたちまちコロナ疑惑が発生して周囲から冷たい視線を浴びる。昨日そういう場面を見た。マスクの説得力…もう、何が何だか…
あれはただの、ちょっと新手の風邪だと思いたいけれど、まだ解明されていないことが多い。人は自分に都合の良い情報だけを信じがちだ。気をつけようと思う。
今はウィルスよりも人間の方が怖い。だから、なるべく出かけないで、この際だからと家で思う存分ゴロゴロしている。ゴロゴロ。
テレビも消しちゃって、出来るだけバカバカしい事を考えてみる。逃避ではないと思う。同じ方ばかり向いていたら首が痛くなるから、時々違う方を向いてみる。
そうだ、ムーチョマッチョマンの話でもしてみようか。
(長い前フリお付き合いありがとう)
78年リリース。作詞 竜真知子 作曲 筒美京平 歌 原たかしデビュー曲「ムーチョマッチョマン」

当時 はやったディスコ歌謡の一つですけれども。「メ〜ン」の脱力感たるや…
私が原たかしという人をテレビで見たのはたった一度きりです。「スターどっきりマル秘報告」の歌コーナーに出演、スキー場のゲレンデで歌っていました。ちなみにどっきり本編への出演は無しです。
スターの誰かさんがまんまと引っかかった「テッテレ〜!」の後、画面が切り替わってスキー場が映ります。画面の奥では一般客が普通にスキーを楽しんでいるのが見え、スキーウエアに身を包んだ原たかしが長い手足を振り振り歌うという、なかなかシュールな絵であったと記憶しています。そして、メ〜ン! (何だコレは…)と思いました。
ジワジワくる、、
チビッコからすれば、ちょっとした面白ソングの趣です。テレビでは一回だけだったけど、その後ラジオからカセットに録ってよく聴いていました。一緒に歌っていました。メ〜ン!
三枚目のシングルは原たかしとバットマンズ名義で「ジンギスカン」、あの「ジンギスカン」のカバーです。やはり原たかしはダンスが売りだったようです。もうちょっと元気良く歌えないものかと思いましたが、元気はダンスのためにとっておいたのでしょう。
〝ちょっかいなんか出せば
ストレートパンチが飛ぶんだぜ
そいつはムダなのさ〟
という、意味不明な歌詞。〝ちょっかい〟という言葉が歌詞に使われているの、初めてみた。
そして
ジンギスカンのB面はなんと、荒木一郎作詞作曲です。過去に内田喜郎という人に提供された曲らしい。
(荒木一郎歌唱)ミスターロビンソン。(これはあれですか。ざっくりミセスロビンソンとミスターベースマンですか?)
これを?ムーチョマッチョマンとジンギスカンの原たかしが歌っているの?
まさかディスコver.に変えたりしているのでしょうか…。違うとしてもあの歌唱力でどんな風に歌ったのかとても興味があります。
確かめるにはレコードを買うしかありません。
欲しい…。
今一番欲しいのは、マスクより、消毒液より、原たかし。
じゃなくて原たかしのレコード。
ヤングミュージックショーを見ながら兄妹喧嘩をした
どうでもいい話(超絶くだらない話)してもいいですか、いつもにも増して。
昔ね、ヤングミュージックショーって番組があったんですよ。あ、テレビね。来日アーティストのコンサートを収録して放送する番組でした。70ー80年代、確か土曜か日曜の夕方、晩ご飯にはちょっと早い微妙な時間に、不定期に放送されていたと思います。時々見てました。
その日はTOTOの武道館コンサートの模様が放送されました。調べてみると放映日は1982年7月24日でした。別にTOTOが大好きってわけじゃなかったけど、他に面白そうな番組もないし、見てたのです。そうしたらね、一緒に見てた兄がテレビの画面を指しておかしなことを言うんですよ。
「おい、あれ、くいつきガッちゃんぼーじゃね?」
は?
兄曰く、キーボードの横に「くいつきガッちゃんぼー」がある、と。
くいつきガッちゃんぼー(食いつきガッちゃん棒)…これ、どのくらいの人に通じるか分からないけど、当時大人気だったアニメ「Dr.スランプアラレちゃん」のキャラクターグッズなんです。さすがに持ってはいないですよ。盛んにコマーシャルやってたから、アニメを見てるひとは誰でも知ってたの。
こんなやつです。ガッちゃんは、アラレちゃんの弟…だっけ?

確か、なんでも食べちゃうコだったよね。

「ほら、あそこ」
「え?わかんない」
「ほら、また映った。やっぱりそうだって。」
「もーうるさい!なんで外タレのコンサートにくいつきガッちゃんぼーがあるのさ。そんな訳ないしょ(=ないでしょう)」
「いや絶対そうだって」
こんな感じでひとしきり揉めまして、、もうー、TOTOの曲なんかー、聞いちゃあいない。
そのうち「あーもうウッセーな、飯だ飯」と、父に怒られ口喧嘩は終了しました。
ビデオにとってたわけでもないので確かめる術もなく時は流れ、、、
つい先日、昔のテレビ番組のアーカイブを探していたらふと、あの1982年7月の出来事を思い出しまして、ヤングミュージックショーの映像を探してみることにしました。
なぜ?
2020年3月の、平日の夜にそれを探すかって?
んー、なんでだろう。
ヒマだから?
もしやYouTubeで観れるか?
Toto - Live at Budokan 1982 (Complete with Soundboard audio)
何か、あるにはあるな。 〇で囲ってみました(雑!)

参考画像※口の部分は開閉します

これは、、



触覚が見えますね。
上手くとれなかったからこの画像じゃわかりにくいと思うけど、くいつきガッちゃんぼーだと思います、コレは。結構チラチラ映ってました。
スティーヴポーカロが自分で買ったのかな〜?yeah !Japan !オモロー!なんつって。
あったわ。くいつきガッチャンぼー。
兄ちゃんごめん、本当だったね。
メールを送った。
返事はまだない。
今日から3月
高速でまわるホッケとナメタ。

謝らなくても良いのに…
今日から3月ですねー。今日は雪が降ってます。積もってます。二回、除雪車が来ました。
昨日まではお天気が良くて、夜から朝にかけて冷えこむので連日マイナス20度以下になりました。暖冬だというけれど、晴れの日が多い分冷え込みが厳しくて、水道凍結の回数が多かったような気がします。夜のうちに水を落としておけば良いのだけど(、、水を落とすってわかりますかね?蛇口を全開にして水を出しながら元栓を閉める。室内の水道管を空にする)あまりにも寒いと床下の水道管が凍るんですよ。そうなると厄介なのね。蛇口を少し開けて一晩中チョロチョロ水を出しておけば凍らないらしいんだけど、それもナンなのでこういうものをつけました。元栓付近に巻いております。今まではガスバーナーで凍った水道管を炙るという荒っぽいことをしていました(危険です)
突然ですが、きょう3月1日生まれの有名人。中山美穂さん。
(見れない場合は青字の部分をタップしてください)
catch me(作詞作曲角松敏生)
後ろ、右から二番目の人は…
ダチョウの肥後さんではありませんよ笑笑(今とあんまり変わってないですねー)
この頃のミポリンは可愛かったな〜。今もお綺麗ですが。
今年50歳ですってよあなた、ミポリンが50歳!
そして3月10日には松田聖子さんが58歳のお誕生日を迎えられます。
Eighteen(作詞三浦徳子作曲平尾昌晃)
18歳で「私はEighteen」と歌っていたのですね。
今年58歳ということは…え?40年前?聖子さんは40年前にはもうテレビで歌ってたんだ。(私もそれ見てたんだ……)40年…この時オギャアと生まれた赤ちゃんが今は40歳になっているということですね。マジですか。いろいろ、驚愕。。
高田漣さんプロデュース
(予約)
Seiko Matsuda 40th Anniversary Bible〜blooming pink〜(完全生産限定盤) [Analog]
- アーティスト:松田 聖子
- 発売日: 2020/04/01
- メディア: LP Record
ああ。お二人とも、バースデーコンサートが中止になってしまったんですねー。残念!
忙しそうな人たち
名前が出る仕事をしている人は大変だと思う。
きょうび、思っていることをそのまま言うと、物凄い勢いでバッシングされかねない。オブラートに包んだり、「もちろんそうじゃない場合もある」とかなんとか保険をかけながら言わざるを得なくなる。あれなー、どんなに優れた言葉も前後に保険がつくとなんだか…………うーん、やめとこうか笑。とにかく名前が大きい方ほど苦労していらっしゃいますね。お察し致します。
自分がファンである表現者たちの思いは、発言より作品で、受け取りたいと思う。皆さんそうですよね、好きな人は信じたいもの。色々難しい世の中ですが、消化不良にならぬうちにアウトプットできるといいですね。
二月の100分de名著。
ポスト全体主義。怖っ。
「自発的な動き」(オートマティズム)=そうしたほうがいいという空気が醸成されることであり、そのような空気が漂う背景には、今、自分が享受している権利を失ってしまう不安があるのです(テキストより引用)
読み終わると同時に起きた(新型コロナウィルス感染拡大防止のための)自粛。忖度の嵐。
冷戦下のチェコスロバキアと今の日本は似てると思いました。「大きな主語」が「私」を覆い隠す。

コロナ、マッキー、コロナ、安倍さん、コロナ、中居くん、コロナ、、あとは何だ、、東出くんもまだ叩くのか。宮迫さんも忘れない。忙しい。忙しいな、テレビ屋さんは。
今、一番元気なのはマスメディアではないだろうか。
あらたに〇〇市で何人、××県で何人…あの、実況みたいな、感染者のカウントはどうなんだろう。もう、一日一回くらいでいいんじゃないか。
毎日見ているBSワールドニュース。ああ、世界のニュースもコロナで持ちきりなんだ。
韓国に住む中国人が家に帰ろうとしたらアパートにバリケードが張られていて、それでも入ろうとしたら(韓国人の)住民から力づくで阻止された、というニュースを見た。(なんだソレ)と笑う私は日本人。ヨーロッパの人から見れば、お前らみんなアジア人!目クソ鼻クソ!というところだろう。すんません、わたし、クソですね。(私だってさ、ヨーロッパの人のことは、見た目だけでは何人かってかわからないもなー)
海外在住の方々は差別を受けたりしてないだろうか。心配です。
あっちのイベント自粛の取材、こっちの入院患者の取材、クルーズ船、学校、官公庁、スポーツも、芸能ネタも忘れずに。張り切ってるなぁ。
大丈夫かね。
テレビ局が感染集団にならぬよう、せいぜい、気をつけたほうがいい。
テレビのニュースを見続けていると、不安が増幅されるような気がする。私はきっと、、見ない方が良いタイプ。しかし情報は必要なので少しは見たい。見てしまう。
毎朝、あらたに中国の死者が何十人、百何十人出ました、とニュースでやっている。次には日本国内の何々市で何人感染者が出ました、という。自分の頭の中で、中国の死者と日本の感染者が重なりそうになる。おっと。感染者は死者ではないんだ。多くの人は軽症であり死ぬ人は稀だという。
「陽性反応」「感染」「発症」「濃厚接触」…………
言葉は注意深く聞かねばならない。私のように注意力散漫ではいけない。
昼。またテレビで「あらたに〇〇で〜」とやっている。その「あらたに」は、朝に見た「あらたに」のことだろうか。最新の「あらたに〜」に更新されているのだろうか。ご飯食べながらだと見落としちゃうね。
あらたに陽性反応
あらたに死者
あらたに
あらたに
あらたに
不安材料だけが積み上げられていく。半月前の「あらたに」は、その後どうなったのですか。
マスメディアは煽ってなんぼの商売らしい。不安を煽るほど視聴率が上がる。儲かる。
踊らされたくはないな。(自分に言い聞かせております)
罹患中の方々が無事回復し平和な日常に戻れますように。差別など起きませんように。
子供と一緒に聴いた曲
SEAMO 『マタアイマショウ』15th Anniversary ver. Music Video(フル)
これね、今年に入ってからYouTubeで見て、なんで今頃?と思ったらリリースから十五年のアニバーサリーなんですって。
子供が4、5歳の頃車でよく聴きました。4、5歳だと歌詞の意味なんて全然わかってないのにカーステレオで流れてくると一緒に歌ってましたよ。子供の拙い発音でマタアイマショウ、マタアイマショウ…って歌うの、可愛かったな。
子供が小さい頃、休日になると、さて今日はどうやって一日を持たせようかってね、毎週悩んだものでした。家で過ごす日もありましたけど、土日のどちらかは出かけてましたね。夫の休日は子供とほとんど合わなくて、私と子供と二人で過ごすことが多かったんですけどね。買い物に連れて行ったり、近くの日帰り温泉に行ったり、図書館、公園、ファミリー向けのイベント、レジャー施設…子供が中学生になると、部活の送り迎え、試合の応援で毎週末潰れて、自分の自由時間は皆無でしたね。今思えば、よくやったよな〜もう一回やれって言われても無理って思います。
進学で子供が家を出て行ってから、急に自分の時間ができたけど、初めはどうしていいかわからなかったです。今はもうだいぶ慣れて、自分の時間を楽しめるようになりました。まだ仕送りあるからそんなに贅沢はできないけれど。
うちの子、今大学生。ことし成人式でした。高校進学と同時に家を出て寮生活になったので、私、子供と暮らしたのは十五年でした。十五年、短いなあ。自分は高校卒業と同時に家を出たので親と暮らしたのは十八年でした。兄弟とはもっと短いな。ずっと一緒に暮らしている人もいると思うけど、学校卒業と同時に出て行くと考えると、一つの家族の形ができても、一緒に暮らす期間って案外短いものだなと思います。短いけど濃厚なんだよな。後で考えると子供がいるから行けた場所もあって、こっちもそれなりに楽しんでたところもあったのかなと思ったりもします。終わってみればいい思い出です。終わってみればよ😉
子供が生まれてからの数年間は自分はクレイジーケンバンドにハマっていました。
車だけでなく家でもよく聴いたので子供も覚えちゃって、クレヨンでお絵描きしながら
「ふぁ〜っしょんもでるの、あいりいーん、と・な・りに、のっせてー、ど・ら・い・ぶ だー」
とかね、歌うんですよ(笑)ビデオに撮ればよかった。
今小さいお子さんがいる方はお子さんが鼻歌歌ってるところをそーっと録音なり録画しておくといいと思いますよ。気づかれると意識して普通じゃなくなっちゃうんで、無防備なところをね、撮っておくと後々思い出になると思います。
あの頃、写真のポーズはいつも「イイネ!」でした。
ドライブの途中のこと。駐車場に車を止めて休んでいたらちょうどこの曲がかかってね、そうしたらうちの子
「おかあさん、GTをきいたらね、こーんなふうに(車の窓を全開にして肘をかける)したくなるよ!」
って言ったの。チャイルドシートの上で。いやー、子供って本当にかわいいと思いましたよ。
今はもう離れて暮らしているし昔みたいに子連れでドライブに行くことなんてなくなりました。小さいお子さんを連れたパパさんママさんを見ると、楽しそうでいいなーと羨ましく思ったりします。
次に小さい子とお出かけするとしたら…孫か、将来孫ができれば遊べるのか。なんかさ、じいちゃんばあちゃんて、なんであんなに孫がかわいいかなって不思議だったけど、今はほんのすこし気持ちがわかるような気がします。私もいつか孫ほしい。
押してもだめ




えーと、
これは…
筆ペンで書いたのですね。
押しても、の「し」に年輪を感じますね。
……そこじゃなくて?
「押してもだめ」
うーんとね、まずね、ここは雑居ビルの多目的トイレです。最近はユニバーサルトイレとか言うんだっけ?
入ると、写真には写ってないけど入り口の真正面の奥に手洗い用の洗面台があって、左奥に便器があります。
男性も女性も使えるトイレです。男性は時によって立ったり座ったりしますが、女性は100パー座ります。私、女。オバハンだけど、いちおう、女。座ります。
でね、
座ったとたん
「押してもだめ」に目が釘付けになります。そりゃそうですよ。こんな貼り紙初めて見るもの。
いきなり、
「押してもだめ」ですから。
こっちはただ座っただけなのにさ。

そう言われましてもね…
流せません、の意味だろうか。敢えて、押してもだめ、というのはなぜなんだろう。
まあいいや
仮に、流せませんの意味だとして
で?
どうしろと?
何も書いてない…
床に丸い突起があって足で踏んで流す方式をどこかで見たことがあるけど、それらしきものは見当たりません。
押してもだめなら…
ひいてみな?
いやいやいや
上に跳ね上げるんだろうか?上げれば水が流れるんだろうか?でも、だったらそう書くよね?
あ、故障中?故障中だから〝押してもだめ〟なのか。でも、だったらそう書くよね
なんだべ?訛ってみてもわからない。
※あとで調べたのですがやっぱりこれは、押して流す洗浄レバーですね。ですよね、普通そうですよね (フラッシュバルブの靴べら式レバー)
だけどこのトイレでは、〝押してもだめ〟なんだよね?
やはり故障中ということかしら。
健常者用の洗浄レバーは、便器の真後ろの壁にあります(二枚目の写真)入り口側からは全く見えないのだけどレバーの右の陰に、ここを押せという貼り紙がある。その貼り紙もそこじゃ全然意味がないように思うけど。
男性が小の方で使用する場合は、便器の正面に立つので、目線の位置に洗浄レバーがあるから、迷うことはないでしょう。
女性の場合は背を向けて座る。座っている間には後ろの高いところにあるレバーには気づいてない人が結構いると思うんです。でもまあ、その時はわからなくても最後に立ちあがって振り向けば大概の人は気がつくでしょう。ただ、腰の曲がったお年寄りや子供には分かりにくいだろうな、と思います。後ろを振り向くきっかけがなければ、座ったまま、つい横の靴べら式レバーを押したくなる気持ちはわかります。
車椅子の人はどうすればいいのかな。後ろのレバーに気がついても手が届かないのに。
〝押してもだめ〟って書いたのは、ビルの施設管理の人?字面からして、おじいちゃんかな。シルバー人材センターあたりから派遣されてきた。違うかな。
メッセージの切り口がちょっとおかしいんですよね。
「押さないでください」でも「故障中」でもなく「押してもだめ」。しかもご丁寧に、筆ペンで。
そのしっとりとした字面と裏腹に、おそらく同じようなクレームが続いた挙句の「だーかーらー。押してもだめなんだって、、」という、怒りとやるせなさだけが、ジワーっと伝わってくるというね。短い言葉なのにね、無駄に感情が篭ってる。一言のインパクト。
〝押してもダメ〟じゃなくて、例えば「故障中につき後ろのレバーをご利用ください」とか書けばまだわかりやすいのにな。なんでそうしないんだろう。もしかして故障じゃない他の理由があるのかな。
(故障ならば早く修理してねー)
世の中には、購入方法がわかりにくくて行列ができてしまう自動券売機や、ついつい書き間違えてしまう書類、歯を磨こうとしているのに服を着たままシャワーを浴びてしまう切り替えハンドルや、何を入力したら良いのかわからず途方にくれてしまうウェブサービスなど、間違ってしまう、操作に悩んでしまうBADUI(バッドユーアイ)が溢れています。こうしたBADUIはデザイナが作ることもありますが、それ以外の人によって作られていることも多いものであり、誰もがBADUIの作り手となっています。
本書は、200を超えるBADUIについて写真と状況説明、そしてユーザの失敗理由とともに紹介しています。こういう状況なら自分ならどうするかと予想し、「使いにくいことの原因は何なのか」「どうしたら使いやすくなるのか」を考えることで、ユーザインタフェースに対する知識を得ていただければと思っています。
具体例の写真がいっぱい。 クイズみたいで、読んでいて楽しくなる本でした。

今日聴いた曲
パティ・グリフィン
女性シンガーによるトムウェイツ カバー集より。
このジャケット、どこか見覚えがあるような気がしたんだけど、Rose in Tidelandに出てくる風景に似てるんだ。







