素朴な琴
白い桔梗。
(写真は何年か前に撮ったものです)
今年の桔梗は徒長気味なので、ポールをたててテープでぐるりと囲って、支えています。
「桔梗」は秋の季語だそうですね。我が家の庭で咲くのは毎年8月初旬から中旬です。暑さのピークを越した頃。もう初秋かな。芒も開きました。今日は一日涼しくて快適でした。
私が通勤する時に通る道は、両側がほとんど畑なのですが、今、トウモロコシの穂が伸びて一面黄色い絨毯になっています。きれいだなあ。
ついこの間までは、夏を感じること諸々について思いを巡らせていたのですが、忘れないように書き留めようと思っていたら、先に秋が来てしまったみたい。書かなくても良いか。目で、肌で感じたのだから。
この明るさの中へ
ひとつの素朴な琴をおけば
秋の美しさに耐えかね
琴はしずかに鳴りいいだすだろう
(素朴な琴 八木重吉詩集「貧しき信徒」)