天国でまた会おう(映画)

えっとね、これはまず、原作の小説を、これ面白そうだな〜、って思っていたのね。だけど上下巻あるから結構なボリュームだし、家に積読状態の本がまだ何冊かあるので、それ読んでからだなーって思ってた。

最近知った。「天国でまた会おう」は映画化されてた。劇場公開は終わったけどDVDレンタルと配信が始まってた。

監督の希望で小説にないシーンが追加されたり、ストーリーも少々変わっているらしいけど、原作者(ピエール・ルメートル)が脚本を書いているということで、変に改ざんはされていないだろう、映画を観た後原作を読むのもいいじゃない?そう思って、見てみた。

 

おフランスの映画だよ。

1918年、御曹司のエドゥアール(ナウエル・ペレーズビスカヤート)は、戦場で生き埋めにされたアルベール(アルベール・デュポンテル)を助け出した際、顔に大けがをしてしまう。戦後パリに戻った二人は、戦没者をたたえる一方で戻ってきた兵士には冷淡な世間を目の当たりにする。戦争で何もかも失った二人は人生を取り戻すため、国を相手に前代未聞の詐欺を企てる。

真面目でお人好しのアルベール。お金持ちのぼんぼんだけど、親の愛に飢え捻くれて育ったエドゥアール。清々しいほどのワルもんプラデル。権力者ゆえの孤独をまとったエドゥアールの父。役者さんの顔がずっしりしてていい。(わたしのイチオシはプラデルかなー)。建物、家具、人々のファッション、メイク、小物類が時代の雰囲気をよく出していたと思うし、なによりもエドゥアールの仮面!美術関係がすごく凝ってた。


映画『天国でまた会おう』3.1(金)公開

結末は出木杉くん?な気がしないでもないけど、そうだとしても、とても良い映画でした。原作小説には続編とそのまた続編があるのだそうで、だとすると映画もあれで終わりではない???という期待も。

反戦映画でも、あるかなあ。ただし暗くはない。権力者を貶め、笑い飛ばす。それで全てが報われるわけではないのも、わかる。展開がスピーディで約2時間があっという間でした。

仮面をつけたエドゥアールと、彼と妙にウマが合い口のきけない彼の通訳もする少女ルイーズが踊るシーン。他の映画?アニメ?こんな感じのシーンがあったような気がしました。…なんだっけ?思い出せないな、でもいいんだ、似てたとしてもいいんだ、とっても好きだと思いました。

エドゥアール役の俳優さんがダンスの練習をしている動画。


映画『天国でまた会おう』大注目!俳優ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート メイキング映像

天国でまた会おう(字幕版)

天国でまた会おう(字幕版)

 

🐴。

 

原作

天国でまた会おう(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

天国でまた会おう(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 
天国でまた会おう(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

天国でまた会おう(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)