イモ枯れて、秋……

剪定を兼ねて採ったローズマリーの葉。

f:id:listentomybluebird:20190929082144j:image

鶏モモ肉のソテーに使いました。残ったものは乾燥させ保存してみます。使えるかな?

 

今週のお題「○○の秋」

 

「ヤーヤ、イモカレテキタネー」近所のおばあさんがニコニコしながらいうのです。(は?イモカ?イモカレ?……あ、イモ枯れてきたね、か。うーんと……イモは目の前のジャガイモ畑の事だな?確かに枯れているね。茎葉が枯れるということは栄養が地上から地下移ってイモが太る、収穫の秋ですねって言いたいのかな?)頭の中でぐるぐる考えたのち「あっそうですねーそろそろ収穫の時期なんですね〜〜」と答えた私。

↑ここに越してきたばかりの頃のことです。「イモが枯れると秋を感じる」って、当時の自分にとってはなかなか新鮮な会話だったなと、未だに覚えているのです。今は(あっ、〇〇さんの畑、イモ枯れてきたな〜、そろそろイモ掘り始まるな〜)と誰に言われなくても思ってますけど。

f:id:listentomybluebird:20190929011357j:image

昔、子供がまだ小さかった頃、家に遊びに来た小さなお友だちが、日に日に色づいていく山の紅葉をみて「やまが燃えているよ」と言ったのです。はっ!キミ、詩人か!と思いましたね。その子は今はもう「働く人」になったけどしみじみと山を見あげて「燃えている」と言ったこと、今も覚えているかしら。あの時の君は実にめんこかった。おばさん、忘れられないよ。(めんこ、めんこい→北海道の方言でかわいいという意味です。)

f:id:listentomybluebird:20190929011951j:image

九月の初旬は残暑。30度を超えた日がありました。しかし天気がいいと放射冷却で朝はぐっと冷え込みます。道路にはみ出すオオイタドリが枯れて、これも秋。

天気の良い朝、出勤しようと車を走らせていたら、道路にトウモロコシが落ちていました。皮つき一本…。見ると、数百メートルおき位にポツン、ポツンと落ちています。収穫期、トウモロコシを山積した農家のトラックを毎日目にします。その、落し物。秋の始めの風物詩みたいだな。畑から集荷場まで往復する回数をなるべく減らす為、あえて山積みにしているのだろうから、いくらか落としてしまうロスはしょうがないんでしょう。落ちたトウモロコシは後続車に踏まれたり、カラスの餌になったり、風圧で道路の端に追いやられ追いやられそのうち草むらに落ちて自然に還ったり。拾う人はまずいないなあ。路上に落ちたトウモロコシ、長閑な風景です。

f:id:listentomybluebird:20190928193059j:image

中旬になると山から小鳥たちが降りてきます。ニイニイ、ジイジイいってるのはカラ類。ヤマガラシジュウカラゴジュウカラ、コガラなどです。最近は冬の間だけバードフィーダーを置く家も増えてきたので、元々警戒心の少ない彼らはより人馴れしてきたように感じます。庭仕事に一息ついてテラスでコーヒーなど飲んでいると(なんかチョーダイ)と言いたげに、テーブルにとまったりするのです。米粒でも持ってきて手の平にのせたら食べてくれるかもしれない。でもな、鳥インフルが怖いから直の接触はしないでおこう。(餌のない冬のシーズンだけ毎日決まった時間に餌台に餌を置くことは悪いことではないと思います)

f:id:listentomybluebird:20190929090602j:image

寒暖差。真っ先に色づいたのは、ウルシでしょうか。

紅葉、始まってます。